デイビッド・スミス【Invents】

デイビッド・スミス(David Smith, 1906 - 1965)は、アメリカの抽象表現主義の彫刻家、画家です。
インディアナ州・ディケーターに生まれ、ジョージ・ワシントン大学でアートと詩を学び、1926年にニューヨークに移り、アート・スチューデンツ・リーグで絵画を学んでいます。パブロ・ピカソとフリオ・ゴンザレスの、鉄の溶接による彫刻に大きな影響を受け、1930年代の初めから、絵画と立体的構造を組み合わせた作品を制作します。戦時中は溶接工として働き、戦後、身につけた専門技術と新しいアイデアによる彫刻作品を数多く制作します。鉄の持つ可塑性を生かし、単一の平面で構成するなどの絵画的要素を彫刻表現に持ち込んだスミスの独自の作品は高く評価されます。
金属の彫刻は、専門の職人が制作することが多い中、スミスは自身でテクニックの研究と制作を行い、巨大な彫刻作品も数多く手がけています。

本書は、スミスの創造に関わる全メディアに焦点を当て、スミスの彫刻作品だけでなく、絵画、ドローイングなどをまとめた書籍となります。スミス自身が彼の彫刻を撮影した貴重な写真資料と、Susan Behrends Frankら3名の批評家によるエッセイにより、スミス独自の探求を知るための一冊となっています。


出版社:  Yale University Press
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 112ページ
サイズ:  28 x 20 cm
状態:   新刊
図版:   カラー54点、白黒26点

販売価格

3,500円(内税)

SOLD OUT



新入荷!