アンリ・ミショー (Henri Michaux 1899 - 1984年) ベルギー出身。フランスの詩人・画家です。1940年代半ばからの美術運動アンフォルメルの先駆けと言われ、20世紀文学・美術において重要な人物の一人として挙げられます。
1924年にパリに移り、本格的に文学に取り組みます。また同時代にアンドレ・ブルトンなどのシュルレアリスト達との交流しながらも、シュルレアリスムの運動などには関わっていません。後にクレーやエルンストに出会い絵画を描き始め、ミショーはデッサンについて「生まれたばかりのもの、生まれつつある状態、無心と驚きの状態にあるもの」と述べています。
本書は、1999年にロンドンのホワイトチャペル・ギャラリーで行われた、ミショーのイギリスで初めてとなる個展の際に刊行された書籍になります。カリグラフィー、水彩画、メスカリン・ドローイングのシリーズを紹介する内容となっており、ドローイングやペインティングには、ミショーの詩からの引用が合わせて掲載されています。『The Language of Being』『The Distant Interior』と題するエッセイの他、ミショーの詩とテキストを収録。書くことと描くこと、現実と想像の間で特異な作品を残したミショーの活動をコンパクトにまとめた一冊となっています。
こちらの書籍は、出版より時間が経っておりますため、多少の汚れや傷み等につきましてはご了承下さいませ。
出版社: Whitechapel Gallery
タイプ: ペーパーバック
言語: 英語
ページ数: 56ページ
サイズ: 24.3 x 17.6 cm
状態: 新古品
図版: 33点(モノクロ&カラー)