ロニ・ホーン(Roni Horn, 1955年 - )アメリカ・ニューヨーク出身の芸術家。40年以上にも及ぶキャリアでは、彫刻、ドローイング、写真、インスタレーション作品を制作。
ロードアイランド・スクール・オブ・デザインを卒業後、エール大学の彫刻コースにてMFAを取得、在学中であった70年代半ばより作品を発表。初期は、ミニマリズムの影響を伺わせる彫刻作品を、90年代以降は写真を使用したインスタレーション作品を多く制作している。彫刻作品を通じて芸術とアイデンティティの可能性を探求し、更に写真やドローイング、書籍などへと展開していく制作により、様々な表現が一つのシリーズ作品へと変貌していく。また、約30年の間に幾度となくアイスランドを訪れており、ホーンにとって特別な場所である。
本書は、2013年にHauser&WirthとXavier HufkiensがJRP Ringer社と共に刊行した書籍になります。
2003年ロニ・ホーンは、Paulo Herkenhoffに宛てた手紙の中で「あなたが私に何をするか尋ねたなら、私は描くと答えるでしょう。描くことは主要な活動であり私のすべての創作活動はイディオムや素材に関わらずこの点が共通している。」と綴っています。1980年代初頭より活動を始め約20年間、ドローイングはホーンの芸術の本質的な次元であり続けました。153点のドローイングが、顔料による初期作品から幾何学的にコラージュされた作品、そして近年も制作を続けている複雑なドローイングまで、ホーンのドローイング作品を包括的にご覧いただける非常に見応えある書籍です。
また、タシタ・ディーンとBriony Ferによるエッセイも収録されています。
出版社: JRP Ringer
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
サイズ: 31.3 x 28.8 cm
ページ数: 324ページ
状態: 新品
その他: カラー図版153点