テリーサ・ ハバード/アレクサンダー・ビルヒラー【Flora】
テリーサ・ ハバード(Teresa Hubbard, 1965 - 、アイルランド・ダブリン生れ) アイルランド・ダブリン生まれ。オーストラリアで育ち、後にアメリカ・メイン州のSkowhegan School of Painting and Sculpture,と、コネチカット州ニューヘブンのYale University School of Artで学んでいます。 アレクサンダー・ビルヒラー(Alexander Birchler, 1962 - 、スイス・バーデン生れ) スイス・バーデン生まれ、バーゼルの芸術大学とフィンランド・ヘルシンキのヘルシンキ芸術大学で学びました。 2人は、カナダのBanff Centre for the Artsでのレジデンスから、コラボレーションをスタートさせ、Harald Szeemannがキュレーションを行なった第48回ヴェネツィア・ビエンナーレで世界的な注目を集めます。世界各国での個展のほか、2017年、Philipp Kaiserのキュレーションによる第57回ヴェネツィア・ビエンナーレのスイス・パビリオンでスイスとして参加しています。 記憶、場所、映画に関する深い内省を含んだ短編映画や写真、彫刻による作品は、世界の主要美術館にコレクションされ、日本では大阪の国立国際美術館に、代表作の一つである『Flara』が収蔵されています。 本書は、2017年のベネツィア・ビエンナーレのスイス館のために制作された、1920年代にスイスの彫刻家アルベルト・ジャコメッティとロマンティックな関係を持った、アメリカ人アーティストのフローラ・メイヨをテーマとしたビデオインスタレーションがまとめられた一冊。ミュンヘンのBayerische Akademie der Schönen Künsteでの展覧会に合わせて作成され、インスタレーションの紹介と共にアーティストの研究の詳細を収録しています。 現在ジャコメッティは20世紀で最も有名なアーティストの一人ですが、メイヨは歴史から姿を消し、作品は破壊され、人生は忘れ去られました。ハバードとビルヒラーは、ヒューマニスティックな視点と綿密な調査から、メイヨの魅力的なバイオグラフィーを蘇らせ、ドキュメントから再構築された複層的な物語を作り出します。 出版社: Hatje Cantz タイプ: ハードカバー 言語: 英語 ページ数: 144ページ 図版: カラー100点 サイズ: 24.6 x 17.5 cm 状態: 新刊 刊行年: 2019年 ISBN: 9783775745642
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