ルシアン・フロイド【Lucian Freud's Sketchbooks】

ルシアン・フロイド(Lucian Freud 1922 - 2011年)イギリスを代表する画家です。ナチス占領下のドイツからイギリスに亡命しています。ジークムント・フロイトの孫にあたります。厚塗りの不思議な印象の彼の作品に人々は足をとめて見入ってしまいます。ただ厚塗りなだけではなく、ポートレートの中にはその人の背後にあるものが見えてきそうです。ピカソに会うためにパリに行った彼ですが、ジャコメッティに影響を受けたといわれています。2008年に存命中の作家として最高額で落札され世界記録となりました。2010年には、ポンピドゥセンターにて展覧会が行われています。

本書は、アーティストの長いキャリアからセレクトされた、今回初めて公開される鉛筆、パステル、水彩画を美しく再現した作品集。現在、ロンドンのナショナルポートレートギャラリーに所蔵されている家族、友人、恋人のポートレートなど彼の主要作品に関連するスケッチの他、犬、家、風景、インテリアとヌード、静物作品も含まれています。ドローイングには、しばしば約束、競馬の予想、思索についてなどフロイドの注釈やメモ書きが添えられており、彼の生活の側面を垣間見ることができます。フロイドをよく知り、彼の絵画のモデルにもなっている、美術批評家のMartin Gayfordによる洞察に富んだエッセイの他、図版資料と共にまとめられたフロイドの年表を収録。フロイド独自の芸術的探求に、新しい視点を提供する一冊となっています。


出版社:  Yale University Press
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 108ページ
図版:   70点
サイズ:  22.8 x 22.8 cm
状態:   新刊

販売価格

3,500円(内税)

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