ヨリンデ・フォークト(Jorinde Voigt 1977年 - )ドイツ・フランクフルト出身のアーティストです。現在は、ベルリンを拠点に活動しています。作品は、主にドローイングを用いた絵画。時には数メートルにもなるものもある。一つのトピック(日常の中で発見される何か言葉のようなもの)を構造的に描いていく手法を使います。一つのトピックからは、多くのインディビジュアルや感情を意味する多くのトピックが生まれそれらを可能な限り真実に近い形で描きとり、それらは構造によって説明される。現在も勢力的に活動をしているアーティストです。
空間、時間、地球の自転や速度などの抽象的な現象を表現するために線、図、記号、手書きのメモを複雑に組み合わせ、独自のルールとリアリティによるパラレルワールドを作り出すフォークト。
本書は、2015年から2017年の作品をまとめた書籍になります。2017年にニュルンベルクのNeues Museumでの展覧会に合わせて刊行されました。彼女の長期に渡るプロジェクト『Song of the Earth』、グスタフ・マーターの交響曲『大地の歌』にインスパイアされた、8つの構成による視覚と聴覚の体験を結びつけドローイング作品など、羽、銅、金箔などの多様な素材と、鉛筆、グラファイト、インク、パステルなどの画材を組み合わせた作品シリーズを、大型サイズの書籍と500ページ以上のボリュームで紹介する大変見ごたえのある一冊です。
また、作品には演奏指示とタイミング記号が記載されており、現代音楽アンサンブルによる演奏の楽譜としても機能します。
出版社: Walther Konig
タイプ: ハードカバー
言語: ドイツ語、英語
サイズ: 34 x 25 cm
ページ数: 544ページ
図版: 700点
状態: 新品