アンリ・マティス【Matisse in the Studio】

アンリ・マティス(Henri Matisse 1869 - 1954年)フランス・ノール出身。フランスを代表する画家であり、20世紀を代表する芸術家。1981年にパリのAcademie Julian にて絵画を学び、その後ギュスターヴ・モローに個人指導を受けた。ゴッホやゴーギャンなど後期印象派からの影響も受け、自由な色彩表現を追求する。フォービズム(野獣派)と呼ばれた頃は、この時期である。やがて、線の単純化、色彩の純化に至り、切り絵作品などを制作する。晩年に手掛けた南仏の修道院の内装・上祭服のデザインは、マティス芸術の集大成とも言われています。

本書は、マティスのスタジオでの実践において、彼の個人的なオブジェのコレクションが果たした重要な役割をテーマに、英語で初めて出版された書籍になります。一時的な移住の場合でも、彼のコレクションと共に旅し、家族への手紙には、しばしばオブジェを彼の仕事場に移動させるよう要求し、それらが重要な創造的刺激であることを語っています。
マティスの絵画、ドローイング、切り絵に頻繁に登場し、彫刻における作品の発展にも大きな影響を与えた、アジアの花瓶、アフリカの仮面、イスラム世界の複雑なテキスタイルなどのオブジェクトを、作品・当時の資料など豊富な図版と共に紹介します。また、俳優としてのオブジェクト、劇場としてのスタジオ、人間の造形とモデルの特異性におけるアフリカ芸術の重要性、身振りについての言語の発明と変容についてなど豊富なテキストと共に、マティスの芸術の秘密の歴史を物語る一冊となっています。

出版社:  MFA Publications
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 216ページ
図版:   190点
サイズ:  28.6 x 23.5 cm
状態:   新刊

販売価格

5,800円(内税)

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