マース・マース・カニングハム【Common Time】
マース・カニングハム(Merce Cunningham 1919年 - 2009年)アメリカ合衆国ワシントン州出身の舞踏家/振付家。シアトルのコーニッシュ・スクール(現在のコーニッシュ・カレッジ)にてダンスや演劇を学ぶなかでマーサ・グレアムの目に止まり、1939年からニューヨークにて、グレアムのダンス・カンパニーに参加する。彼のダンスにおける革新的な活動は、1940年代に現代音楽の作曲家ジョン・ケージとの出会いによって始まった。カニンガムは音楽とダンスの分離を提案し、ダンスの構造に動きのランダムなモンタージュという偶然性の要素を取り込んだ作品を発表した。1970年代以降は、フィルムやヴィデオ、コンピュータといったテクノロジーを使用し、表現メディアの境界を拡張する試みを行うなど、カニンガムの作品は舞台芸術というジャンルを超えた多大な影響を与えている。 カニンガムは、振付作品のための衣装、ライティング、フィルムとビデオ、舞台装置、音響など様々なアーティストと協力し、革新的な作品を作り上げてきました。動き、音、視覚芸術が同じ時間を共有するという彼のコンセプトは、20世紀における最もラディカルな美学の一つとなっています。 本書は、カニンガムと彼の協力者に焦点を当て、450ページのボリュームで彼のクリエイティビティを再考する書籍。ウォーカー・アートセンターと、MCAシカゴで行われた展覧会に合わせて刊行されました。 これまでほとんど公開されていないアーカイブ資料、カニンガムやジョン・ケージ、ダンサー、アーティストによるテキスト、キュレーター・歴史家などによる10の新しいエッセイ、カニンガムの影響を受け続けている現代の振付達へのインタビューなど豊富な内容に加え、その活動を20世紀の文脈において図解された年表を収録し、大変見ごたえのある一冊となっています。 出版社: Walker Art Center タイプ: ハードカバー 言語: 英語 ページ数: 456ページ 図版: カラー250点、白黒150点 サイズ: 30.5 x 23.8 cm 状態: 新刊
5,900円(内税)
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