アントニ・タピエス(Antoni Tapies, 1923年 - 2012年)スペイン・バルセロナ出身の芸術家。20世紀を代表する現代芸術家の一人でもある。幼少期より美術に興味をもち、第二次世界大戦頃にはすでにカタルーニャ州では知られたアーティストであった。1950年代にパリに活動の場を移し、シュルレアリズムの画家としてスタートした。初期の作品は、パウル・クレーやジョアン・ミロに影響を受けシュルレアリスムの画家として活動するが、すぐにタシスムへとその興味は移行した。1953年には、ミクストメディアにて制作を始めています。1950年後半には、国際的に評価されていた。1950年の終わりから1960年代にかけては、スペインのアンフォルメルのアーティストたちと製作。1970年には、ポップ・アートからの影響を受け絵画の中に実質的なオブジェクトを取り入れた。後に彼の作品は、抽象表現主義(アルテ・ポーヴェラのスタイル)とタシスムの両方に位置づけられている。1990年、高松宮殿下記念世界文化賞受賞。バルセロナには、Fundacio Antoni Tapies (タピエス美術館)がある。
本書は、2000年にドイツ・ミュンヘンのHaus der Kunst Münchenのスペイン・マドリッドのMuseo Nacional Centro de Arte Reina Sofíaとを巡回した展覧会のカタログです。タピエスの初期となる1944年のデッサンから1999年までの90作品を時系列で紹介。本書ではそれらを見応えある大きな図版で紹介。タピエス自身による4つのエッセイと、批評家のテキストを収録。
出版社: Aldeasa
タイプ: ペーパーバック
言語: 英語、ドイツ語
ページ数: 324ページ
サイズ: 31x 28cm
状態: 新刊