ボリス・ミハイロフ【Time Is Out Of Joint】

ボリス・ミハイロフ(Boris Mikhailov, 1938 - )旧ソビエト連邦(現在のウクライナ)生まれ、現在はウクライナとベルリンに住み活動を行い、コンセプチュアルアートと社会的ドキュメンタリー写真を組み合わせた作品で知られるアーティスト。
エンジニアの教育を受けながら、写真を独学で学びます。1960年代の終わりに初めてとなる展覧会を開催。その後、彼の妻のヌード写真がKGBに見つかったことでエンジニアの職を追われ、写真家としての活動に専念するようになります。
1968年から1975年まで、代表作の一つである10月革命、ソビエト社会の象徴である赤色をテーマとした『Red』シリーズを含む日常のシーンを記録したいくつかのシリーズを撮影。体系的にホームレスの人々を撮影した作品『Case History』は、ソビエト連邦の崩壊の結果、自分の居場所を見つけることができなかった人々の状況を描き、現代アートの分野で高く評価されています。

本書は、2012年にドイツ・ベルリンのBerlinische Galerieで開催された、大規模な展覧会のカタログになります。初期の実験的写真作品から、ベルリンの社会の端で生きる人々を撮影した新作まで、6つの作品シリーズを紹介。
また、ミハイロフ作品を論じたThomas Köhler、Christina Landbrecht、Inka Schube、Jan Verwoertによる4つのエッセイのほか、バイオグラフィー、展覧会履歴などを収録。皮肉とユーモア、写真媒体を用いた幅広い表現など、多面的な彼の探求をご覧いただける一冊となっています。

《収録シリーズ》
Gorod
Butterbrot
Red
Viscidity
Case History
Berlin 

出版社:  Distanz
タイプ:  ハードカバー
ページ数: 176ページ
言語:   英語、ドイツ語
サイズ:  27.8 x 23.5 cm
状態:   新品

販売価格

4,200円(内税)

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