シガリット・ランダウ(Sigalit Landau, 1969 - )は、イスラエルに生まれ、現在テルアヴィヴを拠点に活動している現代アーティスト。アメリカ合衆国やイギリスにてアートを学んだ後、1994年からアーティストとしての活動を開始し、グループ展などでインスタレーションを発表しています。
1997年ドイツ・カッセルの「ドクメンタ10」にて国際的に知られるようになります。
1990年代終わりからは映像作品の制作を開始し、2011年には第54回「ヴェネツィア・ビエンナーレ」にイスラエル館代表として参加し、高い評価を受けます。
ここ日本では、2011年横浜トリエンナーレに出品や2013年8月には東京のメゾンエルメスにて日本初個展となる「ウルの牡山羊」を開催。
本書は、2019年6月6日から11月17日までオーストリア・ザルツブルクのMuseum Der Moderne Salzburgで開催された展覧会を機に刊行されました。2016年に話題となった作品「Salt Crystal Bridal Gown」をはじめとし、2014年から2018年までのインスタレーション作品と1999年から2011年までのビデオ作品が展示されました。
特にベラルーシの作家シュロイメ・アンスキーの「The Dybbuk」からインスピレーションを経て、主人公の衣装ドレスを複製し、死海に約2年間沈め、塩の結晶によって包まれた2016年の「Salt Crystal Bridal Gown」は、多くのメディアでも取り上げられました。幼少期に家族と死海を訪れていたランダウは、この場所の不思議な時間の流れに魅了されたと言います。時間を閉じ込めたような塩の結晶を纏ったドレスや、その後2018年に発表された靴やボトル、砂糖入れやバスケットなどの作品等、約198点の図版にて掲載。
出版社: Hatje Cantz
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 400ページ
サイズ: 26.7 x 19.3 cm
状態: 新品
その他: 図版198点