ジェームズ・カステル(James Castel 1899年 - 1977年)アメリカ合衆国・アイダホ州出身のアーティストです。生まれた頃より、重度の聴覚障害を患っており、独学で絵を描き始めました。視覚的かつ概念的な作品を多数制作。フォルクやバナキュラー、アウトサイダーのアーティストと呼ばれることもありますが、視覚的かつ芸術的には非常に読み書きができ、遠近法、グラフィック要素、ボリュームや重量、陰影など知的素養に溢れた作品を描く。1950年代と1960年代に最初に発見された。幼少期の頃より、ストーブの煤と唾液を混ぜた”インク”を使い、鋭利な棒と綿で製品の包装紙や廃棄された紙などの材料を使って描いていた。2007年から2008年にはフィラデルフィア美術館にて回顧展、2011年にはソフィア王立美術館にて大規模な展覧会を開催。
本書は、2011年5月よりスペイン・マドリッドのソフィア王立美術館にて開催の展覧会を機に刊行された書籍です。200点を超えるカラー図版にて、ドローイング、絵画、厚紙と紙の作品などが豊富に掲載されており、ジェームズ・カステルの作品を詳細に解説した一冊。
出版社: Distributed Art Publishers
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
サイズ: 29.2 x 23.4 cm
ページ数: 224ページ
状態: 新品
その他: 図版200点以上