ダヴィッド・ヴァイス【DIE WANDLUNGEN (The Metamorphoses)】

ダヴィッド・ヴァイス(David Weiss 1946 - 2012年)スイス・チューリッヒの出身。1970年代後半、当時チューリッヒのアートシーンにおいて中心的な場であったバーでペーター・フィッシュリ(Peter Fischli 1952年 - )と親交を深め、1979年より二人で活動を開始しています。ビデオ、インスタレーション、写真などのメディアを用いて、社会や日常を取り巻く問題についてシュールでユーモラスな表現へと変換した作品を制作。日常に溢れたモノや問題は、彼らの作品の主要なツールの一つ。2010年には、日本の金沢21世紀美術館にてアジア初の個展が開催。また、2012年にヴァイス氏が他界されたことは、大きなニュースとなった。

本書は、1975年から1979年にマラケッシュ、スイスのカローナとチューリッヒで描かれた82点のドローイングを1冊にまとめた書籍です。最初のシリーズは、1975年にマラケッシュで始まりました。失恋を機に、イギリス・ヨークシャーからモロッコ・マラケッシュを訪れたヴァイスは、左上の端から何も決めずに描き始めます。それは徐々に変化していき、一連の画像はアニメーションのように動画のラフスケッチのように複数のページへと続いていきます。1976年には、Shahliというタイトルでさらに17のシリーズが発表・刊行され、1978年にも84点を描きました。最初はグラフ用紙ににボールペンで描かれていますが、1976年のシリーズ後は、普通の白い紙に黒い墨へ持ち替えています。約600ページの中に476点の図版を掲載。テキストも少量ですのでドイツ語版ですが、問題なくご覧いだける書籍です。(2018年刊行のセカンドエディションです)

※Edition Patrick Freyのその他の書籍は、こちらです。ビリー・サリバンケリー・ビーマンアテーナ・ガルシアディス

出版社:  Edition Patrick Frey
タイプ:  ハードカバー
言語:   ドイツ語
ページ数: 596ページ
サイズ:  29.7 x 21 cm
状態:   新刊
その他:  図版476点

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10,450円(内税)

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