ショーン・スカリー【Vita Duplex】

ショーン・スカリー(Sean Scully 1945年 - )アイルアランド共和国・ダブリン出身。画家、版画家、彫刻家。1962年から1965年に、グラフィックデザイナーやメッセンジャーなどの職に就きながら、The Central School of Artの夜間学校にて絵画を始め、1965年からはイギリス・ロンドンのCroydon College of Art, London、1968年にはNewcastle Universityにて学ぶ。フェローシップ取得後、ハーバード大学に赴きアメリカの地を踏む。その後、ロンドンにて初個展を開催。また教鞭を執り始める。1975年にニューヨークへ移住後は、ロバート・ライマンを始め多くのアーティストと出会い、ミニマリズムやヨーロッパのオプアートの影響を受け、「Black Painting」シリーズを制作。1980年頃からはモロッコでの滞在を経て、新しい鮮やかなストライプ絵画の制作を始める。1997年には、初めて写真作品を展示。その後も版画作品での展示も行っている。1989年と1993年に、ターナー賞にノミネート。数多くのアメリカやヨーロッパの大学にて教鞭も執っている。

本書は、2018年3月24日から5月8日にドイツ・カールスルーエのStaatliche Kunsthalle Karlsruheと2019年4月5日から9月8日にミュンスターのLWL-Museum für Kunst und Kultur, Münsterで開催された展覧会を機に刊行された書籍です。本書では、100点を超える作品と着想について包括的に紹介し、更に抽象画の歴史における位置についても定義しました。現代の最も重要な抽象画家の一人であるスカリーは、彼の絵画上で、構造と感情、身体と精神、衝動性と反射といった対立を生じさせます。1960年以降、色、形、平面、構造、身体、光などの基礎的な探求だけでなく、表現手段が、内外的な作用に既存するのか、文学の影響があるのか、物理的な経験の作用がるのかなど、抽象画について再解釈を試みました。そして、レクチャー、インタビュー、エッセイでこれらについて明確に述べています。

※こちらは、新古品となります。軽いスレ跡、角に擦りむけ、内部の縁部分に軽い変色がございます。
※状態画像←クリック頂きますとご覧いただけます。



出版社:  Hatje Cantz
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語、ドイツ語
ページ数: 240ページ
サイズ:  30 x 24 cm
状態:   新古品
その他:  図版140点

販売価格

3,600円(内税)

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