パブロ・ピカソ【Picasso and Paper】

パブロ・ピカソ(Pablo Picasso 1881年−1973年)スペイン・マラガ出身。20世紀を代表する芸術家の一人。フランスにて活動し、20世紀の初めに現代美術の大きな一つの流れであるキュビズムをジョルジュ・ブラックと共に創始。生涯で数多くの作品を残し、それらは油絵や素描のみにとどまらず、彫刻、陶器、挿絵、版画にまで及ぶ。作風は、常に変化し『青の時代』『バラ色の時代』『キュビスム時代』『新古典主義の時代』『シュルレアリスム時代』と分類される。代表作には、キュビスムの幕開けとなった作品『アヴィニョンの娘たち』や、現在はスペイン・マドリッドのソフィア王立美術館にある『ゲルニカ』などが挙げられる。

天才ピカソは、キャリアを通じて紙の可能性をどのように捉えたのか?ピカソの芸術作品の野心と多様性は驚くべきものです。本書は、イギリス・ロンドンのThe Royal Academy of Arts, LondonとThe Cleveland Museum od Artでの展覧会に際し、The Musee national Piacasso-Parisと共同で刊行されました。展覧会及び本書では、ピカソの伝説的な発明能力について調査しました。つまり、彼の想像力と独創的な紙の使い方についてです。エッチングや版画、ドローイングなどの自律的な作品の補助として、また1910年のPapie-Colle(パピエ・コレ)の実験、そしてダンボール、紙、紐で作られた革新的な3Dの構造など、多様に使用しています。状況に左右されることもあり、占領下のパリでの紙不足の際には、紙のテーブルクロスを用いることもありました。そして、もちろん紙の作品の中には、最も素晴らしい絵画のための準備段階の構成に使用されたものもあります。本書では約400点の貴重な芸術作品の図版と、十分な新しいテキストが添えられています。

出版社:  Royal Academy of Arts
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  28.5 x 23.5 cm
ページ数: 328ページ
状態:   新品
その他:  図版400点

販売価格

6,600円(内税)

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