ジュリー・メレツ(Julie Mehretu 1970年 - )エチオピア・アディスアベバ出身の現代アーティスト。幾つものレイヤーを重ねた、社会政治的構図の累積とその影響を抽象化した図面のような大型絵画作品で知られている。1977年に政治的混乱を避けるためアメリカ合衆国・ミシガン州に移住。同州のKalamazoo College にてBAを取得、その後セネガルのCheikh Anta Diop University (UCAD)で1年を過ごしたのち、ロードアイランド州のThe Rhode Island School of Designで学び、1997年にMFAを取得。2001年より、Walker Art Centerを始め数多くの美術館やギャラリーで展示を行なっている。作品は、世界の主要な美術館に収蔵されている。
本書は、2018年9月21日から11月3日まで、イギリス・ロンドンのWhite Cubeにて開催された展覧会を機に刊行されました。この展覧会及び本書では、大型の絵画、エッチング作品を展示・掲載しています。これらの作品にメレツは、幅広いスペクトルの手法を用いました。力強く、正気のある複雑なキャンバスは、初期作品から続く表現方法を持続させながら、報道写真の即時性も用いています。Glenn Ligonは、「抽象絵画の限界を彷彿とさせながら、同時に政治的・社会的問題に基づいた歴史をたどっている」と作品らを評しました。
※弊社取り扱いの【Fukt Magazine no.18 - For Contemporary Drawing】には、ジュリー・メレツの貴重なインタビューが数ページに渡り収録されています。
出版社: White Cube
タイプ: ペーパーバック
言語: 英語
ページ数: 80ページ
サイズ: 25 x 22 cm
状態: 新品