カンディダ・へーファー/河原温【Date Painting】

カンディダ・へーファー (Candida Hofer 1944年 - )ドイツ・ブランデンブルグ出身の写真家。現在は、同国・ケルンを拠点に活動を行っている。アンドレアス・グルスキー、トーマス・ルフ、アクセル・ヒュッテ、トーマス・シュトルートらと同じく、ベルント&ヒラ・ベッヒャーの元で写真を学んだ”ベッヒャー派”の一人でもあります。(1973 - 1982年にデュッセルドルフ美術アカデミーに在籍)「場所」や「空間」を題材とした作品は1979年頃から始まり、初期は公共施設内のインテリアをカラー写真で撮影している。その後、インテリア、部屋、動物園などの題材は広がり、また大判カメラを使用し正面から全てにピントの合った人物のいない”空”の空間や場所を”Psychology of social artchitecture”として撮影した作品を展開。特に図書館を写した「Libraries」シリーズはよく知られている。1975年にドイツ・デュセルドルフのKonrad Fischer Galerieにて初個展を開催。
1997年から2000年までは、カールスルーへのThe Hochschule fur Gestaltung,Karlsruheにて教授を務めた。2018年には、ソニー・フォトグラフィーアワードにて貢献賞を受賞。作品は、世界の主要な美術館のコレクションに作品を納めています。

河原温(On Kawara 1933 - 2014)は、ニューヨークを拠点に活動した、国際的に高い評価を受けている日本人のコンセプチュアル・アーティスト。
キャンバスに単色で、まるで印刷と思える程の精緻さで年月日を描いた絵画作品である『デイト・ペインティング(日付絵画)』(正式には『Today』シリーズ)で広く知られている。デイト・ペインティングは1966年1月4日にニューヨークで初めて制作され、以来世界各国にて作り続けられ、キャンバスのサイズ(8種類)や、筆跡がなくなるまで丁寧に塗り重ねられる制作方法、月名は制作中に河原が滞在していた国の言語で表記される(アルファベットに限る)など、一貫したルールに従い制作されている。また、展示時以外は、制作地の制作日の新聞の切り抜きと共に、箱に入れらる。

本書は、2009年夏に刊行されました。2004年から2007年にかけて、へーファーは、個人コレクターの自宅で、河原温のデイトペインティングを撮影しました。コレクターらは、この作品を購入する際、誕生日、特別な記念日、歴史的に重要な日などの個人的理由によって、日付を選びます。その為、コレクターはこの作品を目につく場所や多く時間を過ごす場所に飾ります。へーファーは、これらの美術作品が人々とともに過ごす空間、美学が社会の中で共存する様子を捉えました。


出版社:  Walter Koning
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  27.5 x 25.7 cm
ページ数: 256ページ
状態:   新品

販売価格

7,600円(内税)

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