ダニエル・ビュレン(Daniel Buren 1938年 - )フランス・パリ出身の芸術家。1960年代前半より活動を始め、1965年「視覚の道具」と呼ばれる8.7cmの幅のストライプの作品を制作。ミニマル・アート、コンセプチュアル・アートなどの分野で紹介される。ストライプを使用した作品は、サイトスペシフィックなインスタレーションとしても展開され、アメリカ、ベルギー、フランス、ドイツなどで展開される。
1960年にパリのEcole Nationale Superieure des Metiers d’Artを卒業。初期は絵画を制作。1975年には、ベルリンにてパフォーマンスを行う。1986年、ヴェネチア・ビエンナーレにフランス館代表として参加、金獅子賞を受賞。パリのパレ・ロワイヤルに有名な円柱の作品「二つの台地」を設置。2002年には、ポンピドゥセンターにて大規模な個展を開催。2018年には、日本・東京のGINZA SIXに新作が展示された。
本書は、ダニエル・ビュレンがイギリスで行った最初の常設作品についてまとめた書籍です。2016年後半の完成後の2017年に刊行されました。イギリスのUndergraudから、トテナム・コート・ロード駅の新しい常設作品を依頼され、再設計された駅構内の入り口とチケットホールの為に、トレードマークであるストライプの作品を制作しました。サイトペシフィックな作品を得意とするビュレンは、この駅を利用する人々へ全く新しく予期しない何かを贈りました。書籍には、見事なインスタレーションの現場写真、舞台裏写真、建築家の図面や計画、構想のメモやスケッチなどを掲載し、読者をこの新しい駅舎と新しい作品を案内します。また、ハンス・ウルリッヒ・オブリストによるテキストでは、1960年代以降のアーティストの幅広い実践と作品を紹介しています。
出版社: Art/Books
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 128ページ
サイズ: 24.2 x 22.3 cm
状態: 新品
その他: カラー図版60点