アンリ・マティス【Matisse - The Books】

アンリ・マティス(Henri Matisse 1869 - 1954年)フランス・ノール出身。フランスを代表する画家であり、20世紀を代表する芸術家。1981年にパリのAcademie Julian にて絵画を学び、その後ギュスターヴ・モローに個人指導を受けた。ゴッホやゴーギャンなど後期印象派からの影響も受け、自由な色彩表現を追求する。フォービズム(野獣派)と呼ばれた頃は、この時期である。やがて、線の単純化、色彩の純化に至り、切り絵作品などを制作する。晩年に手掛けた南仏の修道院の内装・上祭服のデザインは、マティス芸術の集大成とも言われています。

アーティストブックは、珍しい書籍コレクションの中で、もっとも貴重なものの一つです。
アンリ・マティスは、アーティストブックのジャンルでもっとも活躍した偉大な芸術家の一人でもあり、1932年から1950年までの18年間でもっとも重要な書籍を制作しています - フランスの争いや占領だけでなく、個人的な激動と肉体的苦痛の時代。力強いテーマと描写で溢れているこれらの作品は、マティスの作品を理解するために不可欠ですが、そのコンテンツの多くは、今まで多くの人々が見ることは出来ませんでした。
本書では、ルイーズ・ロジャー・ラローリーが、8つの限定版の各巻で、アーティストの言葉とイメージの間にある興味深い対話を構築し、それぞれ検討し私たちにマティスを再紹介します。また、
マティスのCut-outsを用いた並外れた「第二の人生」の触媒として、本の深遠な重要性を強調しています。そして、詩、ドラマ、興味をそそるマティス自身の言葉の折衷的な選定と共同して、書籍のメージは創造的な抵抗と再生の驚くべきポートレートを提供しています。
最も有名なグラッフィク作品-ステファンヌ・マラルメの詩の壮大で好戦的な白鳥、またはパシファエ(1944)の活発なリノカットのプロファイル、ビロードのような黒い湖から波打つストローク、「Jazz」の、イカロスの切り抜かれたシルエットが、紺碧の中に急降下し、黄色の星屑に囲まれ、彼の心は魅力的な赤い点になっったなどの個々の作品は、よく知られていますが、写真、装飾、言葉の統合されたシークエンスにおけるそれらの位置はそうではありません。
巧妙さと感度を備えて、ページごとの相互作用を探求し、シークエンスを翻訳し、それらのことなるテーマと創造的な起源について議論します。同時に、美しさと真実の質問へお彼の深い関与を明らかにしており、マティスの信仰、老化、喪失、インスピレーションに関する彼の味方、そして、彼の批評家、フランスの芸術施設、女性らとの関係性についても言及しています。さらに、しばしば誤解されている政治的親和性、特に第二次世界大戦中の協力者のヴィシーゾーン(フランス政府の統治自由地域)に住むという彼の決定についても触れられています。マティスの戦時中の書s系は、深く個人的な抵抗の性目として立っている一連の作品として明らかにされました。

出版社:  Thames and Hudson
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 320ページ
サイズ:  31.5 x 26 cm
状態:   新品
その他:  図版237点

販売価格

8,900円(内税)

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