エドムンド・デ・ワール【libary of exile】

エドムンド・デ・ワール(Edmund de Waal 1964年 - )イギリス・ノッティンガム出身のノンフィクション作家・芸術家(陶芸家)。陶磁器をインスタレーション・彫刻作品という形態で使用している。日常で使用する陶器ではなく、陶芸という手法・概念を一つのツールとして展開する。1991年スカラシップにより、ここ日本でも陶芸を学んだ。NYのガゴシアンギャラリー、ケンブリッジのフィッツウィリアム博物館、アムステルダム国立美術館にて展覧会を開催。2011年には、大英帝国勲章(OBE)も授与さ。著書は、「琥珀色の目をしたうさぎ」(2010年)など。

本書は、2020年8月27日から2021年1月12日にイギリス・ロンドンの大英博物館にて開催の展覧会を機に刊行されました。デ・ワールによって”座って読む空間”として制作されたインスタレーション作品「libary of exile」(亡命の図書館)は、亡命した作家によって書かれた2000冊以上の翻訳本が使用されました。さらに、2019年のヴェネチアビエンナーレで高い評価を得た磁器で覆われたパビリオン(熟考と対話の場として意図された空間)と同じく、この図書館の外壁は磁器で描かれそこには紀元前6世紀のアッシリアのニネベから最近のトリポリとモスルで失われた図書館まで、世界の偉大な図書館の名前が刻まれています。その中には、磁器、大理石、鋼の破片を使用したガラスケース、詩篇、I-IV(2019)と書籍らが陳列されています。配列は、ダニエル・ボンバーグの16世紀のタルモードの構成を反映しています。また各本には、蔵書票が添えられ、自分にとって重要な書籍の中に自分の名前を書くことができます。時を超えて、歴史と現代を通して、オブジェクト間の対話を強調した作品です。書籍では、この作品を50点の図版で紹介しています。

出版社:  British Museum Press
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 80ページ
サイズ:  22 x 16.5 cm
状態:   新刊
その他:  図版50点

販売価格

1,900円(内税)

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