ウォルター・ニーダーマイヤー【Lech 2015/2016】

ウォルター・ニーダーマイヤー(Walter Niedermayr 1952年 - )イタリア・ボルツァーノ出身の写真家。建築写真家としても知られている。
1985年以来、人間が作り上げた現実としての空間を取り上げ、作品を展開している。開かれた空間と閉じられた空間の両方における空間近くと空間の雰囲気は、写真とビデオの両方の作品で繰り返されているテーマである。アルプス地方、都市、建築、工業構造物、刑務所や病院、寺院などの場所を絶えず再訪している。全体に白い作品は、初期のゲレンデシリーズAlpine Landscape(1987年)より見られる。さらに、連作においては、時間を微妙にずらして同じ場所を角度を変えて撮影し、空間内に微妙な浮遊感を感じさせる。2011年から2014年には、Free University of Bolzano/Bozenにて教鞭を執る。
1988年よりグループ展に参加、以降多くの展覧会を行なっている。1995年にはEuropean Photography Awardを受賞。2010年には、第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展にも参加。日本の建築家 妹島和世+西沢立衛/SANNAの建築作品の撮影にも携わっている。

本書は、2017年に刊行されたオーストリア・アルプスの山々を写した写真集です。
タイトル「Lech」(レッヒ)とは、高地の谷間に位置するオーストリア・アルプスの村です。この村は、冬になると雪の毛布で覆われ幻想的な世界が広がります。夏になると緑が広がり、また違う風景を見ることができます。2015年と2016年の2年間、ニーダーマイヤーはレッヒの山々の同じ場所にカメラを構え、風景や大気の季節の移ろいを撮影しました。結果、このシリーズはミニマリズム的であり鮮やかな、自然の微妙な混乱と変化を捉えました。


出版社:  Hatje Cantz
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語、ドイツ語
ページ数: 144ページ
サイズ:  28 x 23 cm
状態:   新刊
その他:  図版100点

販売価格

4,600円(内税)

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