ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter 1932年 - )ドイツ・ドレスデン出身の画家。現代美術・現代絵画において世界で最も重要な一人であり、ドイツ最高峰の画家として知られる。写実的、抽象的な絵画、写真、ガラスの作品を制作。広告、舞台装置の画家見習いとして働き、のちにDresden Academy of Fine Artsにて学ぶ。1948年、ツィッタウの職業高を卒業、1949年から1951年まで、標識画家の見習いとして働きながら、画家を、目指す。1950年に、Dresden Academy of Fine Artsでの研究申請を行うが、あまりにもブルジョア的であるとして却下される。1951年より勉強を再開する。1961年、ベルリンの壁によりドイツが東西に分断される直前に、妻とともに西ドイツに回り、デュッセルドルフ美術アカデミーに入学する。後には、同校で教鞭を執る。今日も、表現方法が多様化する現代美術の中で、絵画の可能性を追求し勢力的に活動を続けているアーティストです。
本書は、2020年10月1日から2021年1月24日まで、オーストリア・ウィーンのBank Austria Kunstforum Wienと2021年3月5日から7月18日までスイス・チューリッヒのKunsthaus Zurichを巡回する展覧会に合わせ刊行されました。
この展覧会および書籍では、リヒター作品における風景について焦点が当てられました。夕日、海景から田園地帯まで、環境を捉え、60年以上に渡って描かれてきたテーマです。書籍内では、(以前には収録されたことのない一部の作品などを含む)作品らを掲載、またゲルハルト・リヒターの発展の歴史と現代美術における「自然環境」という主題への貴重な洞察や描写について明らかにしています。
出版社: Hatje Cantz
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 240ページ
サイズ: 26 x 28 cm
状態: 新刊
その他: カラー図版200点
刊行年: 2020年
ISBN: 9783775747134