ポール・セザンヌ【The Hidden Cezanne】
ポール・セザンヌ (Paul Cezanne 1839 - 1906年) 南フランス・エクス=アン=プロヴァンス出身。フランスを代表する画家。ポスト印象派の画家、近代絵画の父と紹介されることが多い。 筆のタッチを長方形(や正方形)に保ち、キャンバス上で色を混ぜ、じっくりと時間をかけて描かれた作風を特徴とする。色彩による調和によって生まれるフォルムにより、伝統的絵画の手法である遠近法を排除し新しい絵画を描いた。 1860年代、印象派の画家と知られるクロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールに出会い、またウジェーヌ・ドラクロアやギュスターヴ・クールベ、エドゥアール・マネらかた影響を受けた。パリ・コミューンの混乱終了後の1870年には、ピサロより印象主義の技法を取得し、1880年には、自身の絵画への探求の違いから印象派の画家たちから距離をとった。1895年、パリで初個展を開催し成功をおさめる。1900年は、最晩年となり故郷:エクス=アン=プロヴァンスの美しいアトリエで自身の絵画への道に邁進した。 本書は、2017年6月10日から2017年9月24日まで、スイス・バーゼルのThe Kunstmuseum Baselで開催された展覧会を機に刊行されました。美術館のコレクションであるセザンヌのドローイングに焦点を当て、セザンヌのスケッチブックを再現し、世界で最も重要なアーティストの一人である芸術家の素晴らしいドローイングを包括的にご覧いただけます。展覧会及び本書では、滅多に見ることのできない作品を含め、創造的思考の核心を紹介し、ドローイングとしての彼の日常の実践を観察することを可能にしました。ウジェーヌ・ドラクロアや古代の彫刻などにみる暴力的なシーンの後に、肖像画のスケッチと並び紹介され、視点と角度がわずかに異なるだけの繰り返しの研究は、セザンヌが彼の主題へのアプローチを見つけるための演習をどのように行ったのかを理解するのに役立ちます。素晴らしいドローイングと絵画、風景画、肖像画、静物画の準備段階としてスケッチブックをどのように使用したのかを探る一連のエッセイも収録。図版360点の見応えある一冊です。 出版社: Prestel タイプ: ハードカバー 言語: 英語 ページ数: 288ページ サイズ: 28 x 24.5 cm 状態: 新刊 その他: 図版360点
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