カラ・ウォーカー(Kara Ellizabeth Walker 1969年 - )アメリカ・カリフォルニア州出身の芸術家。絵画、切り絵、版画、インスタレーション作品を制作。人種、性別、セクシュアリティ、暴力、アイデンティティなどのテーマを探求している。
1994年にロードアイランド・スクール・オブ・デザインで修士号を取得。1994年から2007年に制作された、黒人の奴隷時代や差別などの人種・セクシャリティなどの問題に触れる題材を白と黒の切り絵がよく知られている。1994年には、ニューヨークのThe Drawing Centerにて初個展を開催。1997年には28歳でMacArthur Fellowshipを最年少で取得。2014年春、アメリカ・ブルックリンのイーストリバー沿いの製糖工場後にて、巨大な白砂糖で作られたスフィンクスの形をした彫刻が話題を呼んだ。
カラ・ウォーカーは、2020年から2021年のパンデミックの間に、中世の「時祷書」のスタイルで一連のドローイングを制作しました。謎めいたこれらのドローイングは、聖書や神話の起源のシーンから歴史的な暴力の構図、さらには近年の政治的な争いをも示唆し、様々な時間を横断しているようにも見えます。
非常に個人的なこれらの新しい作品は、私たちが現代の政治的瞬間を理解する方法の一つとして、過去と現在の交差点に対するウォーカーの探求を見ることができます。
本書は、この作品を一冊にまとめた貴重な書籍です。また書籍には、ポスターが付属しています。
出版社: Roma Publications
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 144ページ
サイズ: 26 x 21 cm
状態: 新刊
その他: ポスター付属
刊行年: 2022年
ISBN: 9789464460070