レイチェル・ホワイトリード【Rachel Whiteread】

レイチェル・ホワイトリード( Rachel Whiteread 1963年 - )イギリス・ロンドン出身の芸術家。イギリスを代表する現代芸術家の一人。1990年にイースト・ロンドンのChisenhale Galleyにて「Ghost(1990年)」(家具や空間のできるものの内側に石膏を流しその空間を抜き出すというもの)を発表。1993年にターナー賞を受賞し一躍名を広げる。受賞後、同時期に取り掛かっていた作品「House(1993年)」、取り壊される一軒の家の内側を”Ghost”と同じ手法を用いて型抜きした作品を制作。オブジェクトをトレースするという形態、そして鋳造の終わったあとその型となった元のオブジェクトは取り除かれる。日常よく目にする一つのオブジェクトのみならず家や家具などを、単一の素材:石膏・ゴム・樹脂などによってオブジェクトの細部にいたるまで全てをトレースし、その後、トレースされたものたちは消えゆく。インタビューにて彼女はこの制作方法について「空間や静寂の感覚をミイラ化する」と答えている。現在、”House”は取り壊され写真でしか見ることのできない作品となっている。

テート・ブリテン、ワシントン・ナショナルギャラリー、セントルイス美術館を巡回した大規模な回顧展に合わせて刊行された本書は、子供時代の記憶からホロコーストの恐怖まで、ホワイトリードの注目すべき実践における多様なテーマを探ります。
彼女は、孤立感、家庭生活、疎外感、個人的または公の歴史といった感情を呼び覚ますためにネガティブな空間を使用し、心理的緊張感のある作品で知られています。本書では、ロンドンの小さなアパートを実際に裏返しにした初期作品「Ghost」から、近年に同じようにニューヨークのガバナーズ島に構築されたコンクリートの小屋まで、過去30年間の主要な作品の全てを紹介します。またエッセイでは、個人的なものから公的なものまで彼女の多様な実践のテーマを探究します。
美しいデザインで作品のフルカラーの図版で埋め尽くされた、現代彫刻の境界を拡大し続けるアーティストの包括的な作品集です。


出版社:  Prestel
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 240ページ
サイズ:  29 x 22 cm
状態:   新刊
刊行年:  2018年
ISBN:   9783791357355

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