ヘンリー・テイラー(Henry Taylor 1958年 - )アメリカ・カリフォルニア州ベンチュラ出身の芸術家。アクリル画、ミクストメディアの彫刻、インスタレーションなどを制作。特に肖像画で知られ、家族、友人、患者、知人、見知らぬ人、ウェイトレス、著名人、ホームレス、テイラー自身、歴史上の人物や文化人など様々な人物が描かれている。時には、時空を超えたコラボレーションも行っている(例えば、すでに亡くなった著名人が、オバマ大統領を訪問し、ホワイトハウスの前に立つなど)。Oxnard Collegeにて、James Jaraiseの元でアートの授業を受ける。The California Institute for the Artsに通い、1995年にBAを取得。10年間、カマリロ州立病院にて精神科技師として勤務し、1997年に退職。現在は、ロサンゼルスを拠点に活動。
本書は、2022年6月11日から2023年4月30日まで、アメリカ・ロサンゼルスのThe Museum of Contemporary Art, LAにて開催された大規模な回顧展を機に刊行されました。絵画、彫刻、インスタレーションなど、過去30年間に制作された作品を概観する包括的なモノグラフです。テイラーのユニークな美学、社会的な視点、自由奔放な実験的な制作は、広く評価されています。よく知られる肖像画や寓話的な絵画は、一見すると無作法な構図で親しみやすい印象ですが、実際には驚くほど詳細で想像力に富んだものです。その他、彫刻やインスレーションなど、テイラーの実践の様々な要素は、時代の節目にあるアメリカの黒人生活の深い観察を示すと同時に、特定のものを外へと押し出し、ヒューマニズムの関わりを誘っています。
出版社: Delmonico Books/ The Museum of Contemporary Art, LA
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
ページ数: 240ページ
サイズ: 28.4 x 23.6cm
状態: 新品
その他: カラー図版191点
刊行年: 2022年
ISBN: 9781636810560