ヘレン・フランケンサーラー【Late Works, 1988-2009】
ヘレン・フランケンサーラー(Helen Frankenthaler 1928年 - 2011年)アメリカ合衆国・ニューヨーク出身の画家。1960年代に始まったカラーフィールド・ペインティングを代表する画家でもある。アーシル・ゴーキー、ヴァシリー・カンディンスキー、ジャクソン・ポロックなどから影響をうけながら抽象表現主義の独自のスタイルを築き上げ、抽象表現主義のプロセスに新しい方向性を見出したといわれる手法を発見する。下塗りをしていないキャンバス(ロウ・キャンバス)上に薄く溶いた絵の具を染み込ませ直接描く「ステイニング (Staining)」という技法を開発。 この手法は、重力だけではなく、素材の持つ特徴によりコントロールの出来ない部分が生まれる。オイルの滲みは、ポロックのドリッピングをより抒情的な方向へ展開させたと言える。(「山と海」はその最初の作例とされている)。この新しい試みにより、男性支配のニューヨーク・スクールにおいて重要な作家の一人となり、モーリス・ルイスや他の画家たちに大いに影響を与えた。 本書は、大きなサイズで掲載された絵画作品約50点と、折り畳みページ、作品の細部やアーカイブ画像などの豊富な図版で、フランケンサーラーの後年の作品(1988年から2009年まで)を探究する作品集。 Douglas Dreishpoon (ヘレン・フランケンサーラー・カタログ・レゾネのディレクターであり、オルブライト・ノックス・アート・ギャラリーのチーフ・キュレーター) によってキュレーションされた展覧会に合わせて刊行されたこの本は、展覧会の内容をさらに拡張し、アーティストのキャリアにおいて多作なこの時代の重要な作品を幅広く含んでいます。 フランケンサーラーは、染みや滲みによる絵画技法の発明を通じて、独自の方法で人物や風景を参照しながら、抽象画の可能性を広げました。 晩年、彼女の実践は多様なメディアとプロセスを通じて進化し続け、床に広げたキャンバスから、より簡単にアクセスできる床またはテーブル上の大きな紙に描くようになりました。 後期の作品とそれ以前の作品との驚くべき連続性を再発見する大変見応えある一冊です。 出版社: Radius Books/Helen Frankenthaler Foundation タイプ: ハードカバー 言語: 英語 サイズ: 32 x 26 cm 状態: 新品 ページ数: 290ページ 図版: カラー101点、白黒40点、折り畳みによる特大ページ6点 刊行年: 2022年 ISBN: 9781942185888
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