タル・アール【The Elephant behind the Clown】

タル・アール(Tal R 1967年 - )イスラエル・テルアビブ出身。コペンハーゲンを拠点に活動を行う、デンマークの芸術家として知られている。(本名Tal Rosenzweig)
絵画、ドローイング、版画、テキスタイル、彫刻、家具などの多様なメディアに跨る作品を制作。1990年代より、国内外の展覧会に多数参加。1994年に、コペンハーゲンのSuger Clubにて開催の展示が初個展となる。2007年にはデンマークのLouisiana Museum for Moderne Kunstにて個展を開催。2005年から2014年は、ドイツ・デュッセルドルフのデュッセルドルフ美術アカデミーにて特別教授として教鞭を執る。1986年から1988年にコペンハーゲンのBlledskolen、1994年から2000年にRoyal Danish Academy of Fine Artsにて学ぶ。

本書は、2011年4月9日から6月13日まで、ドイツ・ハンブルグのKunstverein in Hamburgにて開催の展覧会を機に刊行されました。
比喩的な記号とシンプルな抽象表現、そして力強く厳密に選択された色彩のパレットで多くの鑑賞者を惹きつける輝くような絵画を制作するタル・アール。
かなり以前より、アールは、絵画の本質的な比喩表現を変え、抽象表現の性質を様式化しながら、標準的な形式に戻してきました。これは、実際には抽象表現の一歩先にある状態といえるかもしれません。それに伴い、装飾的な要素も後退しています。この古典主義への傾倒は、以前の技法を変更することでさらに強化しています。ペースト状の油を塗る代わりに、ウサギの皮の接着剤と顔料を下地のないキャンバスに直接塗布することで、フレスコ画のような色調が生まれています。


出版社:  Snoeck
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語、ドイツ語
ページ数: 88ページ
サイズ:  24 x 21.5 cm
状態:   新品
その他:  図版50点
刊行年: 2011年
ISBN:   9783940953797

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