アレックス・カッツ(Alex Katz 1927年 - )アメリカ合衆国・ニューヨーク出身の芸術家。同国のポップアート運動に参加したフィギュラティヴ・アーティストとして知られる。均一に塗られた絵の具、選び抜かれたアウトライン、様々な対比の木製パネルを特徴とした絵画や版画を製作。日本の版画家からの影響も受けたとされている。1946年から1949年にニューヨークのThe Cooper Union、1949年から1950年はメイン州のSkowhegan School of Painting and Sculptureにて学ぶ。初期に制作した絵画約1000枚を破棄している。
本書は、2021年に刊行されたモノクロのエレガントなカッツの新しいプリント作品をまとめています。
布張りの装丁の書籍には25枚のプリント作品が掲載され、背景は描かれていないクローズアップの白黒の肖像画は、表現の微妙な変化をご覧いただけます。
大胆な線としっかりとしたフレームで描かれた女性たちは、20世紀半ばのファッション写真に登場したモデルやセレブを思い出させます。公共の場に浸透する美と魅惑に対する、カッツの継続的な魅力ある表現がご覧いただけます。また、Carter Ratcliffによる自分自身と美についてのコメディ的かつ哲学的なダイアログと、Jarett Earnestによる芸術と人生における美との31の出会いについて書かれた、2つのエッセイが収録されています。
出版社: Karma Books, New York/ Lococo Fine Art Publisher, St Louis
タイプ: ハードカバー
言語: 英語
サイズ: 25.4 x 23.5 cm
ページ数: 100ページ
状態: 新品
刊行年: 2021年
ISBN: 9781949172546