ミケル・バルセロ(Miquel Barcelo Artigues 1957年 - )スペイン・マジョルカ島出身の芸術家。様々な素材を使用した物質性と、生命の根源的な記憶を感じさせる作品で知られ、現代のピカソとも称されるスペインを代表する画家・彫刻家。パルマの装飾芸術学校で学んだ後、1970年代に中頃にバルセロナに移り、素材を重ねたレイヤーによる独自の絵画スタイルに着手。1980年代から、長期間西アフリカを旅し強い影響を受けてた。1982年ドイツ・カッセルのドクメンタ7に参加し、国際的に知られる。また、先史時代の洞窟壁画に強い関心を寄せ、2000年以降は、パルマのサンティシモ礼拝堂の壁面を覆うテラコッタ作品、ジュネーブの国連施設の天井画など大規模なプロジェクトを手がけている。
本書は、2019年6月1日から10月6日まで、イタリア・ファエンツァのInternational Museum of Ceramicsにて開催の展覧会を機に刊行されました。
ミケル・バルセロは、最も興味深い活動をおこなっている芸術家の一人です。40年以上にわたり、素晴らしく非常に独創的な芸術的な道筋で彼の詩学は、絵画、彫刻、グラフィック、出版物などの様々な異なる言語を体現してきました。この展覧会では、芸術家と紀元前3000年から今日までの工芸品の類まれないMICコレクションとの対話を実現しました。
バルセロは、美術館とコレクションの中で、特に”Faience”という言葉が世界中に広まったとされるマジョルカの黄金時代である15世紀から16世紀のファエンツァ陶芸に特化したプロジェクトを提案しました。このプロジェクトは、陶芸の遺産と文化のアイデンティティを高めたこの地域の偉大な歴史に配慮し、そして尊重しながら、過去と現在の対話を提案しました。
出版社: Silvana Editoriale
タイプ: ハードカバー
言語: 英語、イタリア語
サイズ: 27 x 24 cm
ページ数: 160ページ
状態: 新品
その他: 図版120点
刊行年: 2019年
ISBN: 9788836643745