フィリップ・ターフェ(Philip Taaffe 1955年 - )アメリカ合衆国・ニュージャージ出身の芸術家。バーネット・ニューマンやブリジット・ライリーなどの作品を引用し、再解釈として絵画作品を制作。
ボードリヤールのハイパー・リアリティやシュミラークルなどを参照したネオ・ジオメトリック・コンセプチュアリズム的な作品を制作。ニューヨークのCooper Unionで学び、1982年に初個展を開催しています。1988年から1991年には、ネパールに滞在、南米・インド・中東を訪れており、色彩に影響を受ける。作品は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やフィラデルフィア美術館、ホイットニー美術館などに収蔵されている。現在は、コネチカットを拠点に活動を行う。

本書は、シルクスクリーン、リノカット、コラージュ、ステンシル、ガッシュ、シネコレ、マーブリング、アクリル、エナメル、水彩、金箔の使用など、絵画の要素を拡張したフィリップ・ターフェの作品を包括的に紹介しています。
多くの技術能力を備えたターフェは、ユニークな絵画的な発明と繰り返されるパターンや模様で実践を行なってきました。また同様に、パターンやバイオモーフィックの抽象化など、多様な表現を重ね合わせてきました。
著者ジョン・ヤウの洞察力に富んだテキストでは、ハンス・ハーケの下で学んだ1970年代にニューヨークのクーパー・ユニオンの頃から、近年に至るまで、ターフェの芸術的発展のあらゆる部分を初めて考察しています。また、この書籍では、実験映画制作者のマヤ・デレン、ジョセフ・コーネル、スタン・ブラッケージ、ブルース・コナー、ハリースミス、アンドレ・トムキンスなど、ターフェのインスピレーションや技術取得のために参照した芸術家らにも注目しています。

＊こちらの書籍は、表紙のコーティングに一部浮きが見られ、また、表題の印字にズレがあるため、
20％オフ(6930円→5544円)となります。

出版社：　　Lund Humphries Publishers
タイプ：　　ハードカバー
言語：　　　英語
ページ数：　144ページ
サイズ：　　28 x 24 cm
状態：　　　新古品
刊行年：　　2018年
ISBN：　　 9781848222632