アンゼルム・キーファー【In the Beginning: Anselm Kiefer & Photography】

アンゼルム・キーファー(Anselm Kiefer 1945年 - )ドイツ・ドナウエッシンゲン出身の芸術家。同国の新表現主義を代表する現代アーティストの一人でもある。歴史的な主題と厚く盛り上げひび割れた絵具、乾燥した植物や鉛・針金などの作品で知られ、また絵画、彫刻、インスタレーションなど多様な形態を取る壮大なスケールである。歴史的主題には、古代ギリシア・ローマの歴史からインゲボルグ・バッハマンやパウル・ツェランの詩、新約聖書から神話までを隠喩が挙げられ、それらが再構築されていく。デュッセルドルフ芸術アカデミーにて、ボイスに師事し、日用品を用いた手法に影響を受ける。その後、1970年中頃から1980年に起こった現代絵画の動向であるニュー・ペインティングの画家として脚光を浴びる。作品は、世界の主要な美術館に収蔵されている。

キーファーの作品は、歴史と集合的な記憶に対する絶え間ない問いが特徴です。1945年、第二次世界大戦終戦(ナチス降伏)の2ヶ月前にドイツで生を受けた彼は、戦後のアイデンティティ、喪失、共通の経験に付いて考査し、神話や文学によって、比類のない幅広いイメージを制作してきました。
彼が、研究と素材の両方として写真を使用することは、彼のキャリアの中心的な役割を果たしてきましたが、これはあまり知られていない側面でもありました。
本書では、アンゼルム・キーファーと写真の関係を示す130点以上の作品が掲載されています。また、イメージが何を明らかにするのかについての考査がまとめられています。

出版社:  Thames and Hudson
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  26 x 20 cm
状態:   新品
ページ数: 208ページ
その他:  図版200点
刊行年:  2024年

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7,645円(内税)

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