ダン・フレヴィン【Dedications on Lights】

ダン・フレヴィン(Dan Flavin, 1933年 - 1996年)アメリカ合衆国・ニューヨーク出身の芸術家。
ミニマル・アートの代表的な芸術家の一人として知られている。蛍光灯による光のインスタレーションや彫刻作品を制作。
アイルランド系カトリック教徒として生まれ、1947年から1952年まで司祭になるために学び、その後空軍に入隊。1954年から1955年の兵役中に航空気象技術士としての訓練を受け、韓国のthe University of Marylandのプラグラムで美術を学んだ。帰国後、 The Hans Hofmann School of Fine ArtとThe New School for Social Researchにてさらに美術と美術史を学び、 Columbia Universityにて絵画とデッサンを取得した。
初期作品は、抽象表現主義の影響を受けた絵画作品であった。その後は、コラージュを制作。
現在知られている光の作品は、1961年以降に制作されている。最初の作品は、「Icon」シリーズである。その後、空間的で規模の大きなインスタレーション作品へと展開。蛍光灯のシンプルな光によって、空間を神秘的で美しく変容させる作品は、世界中で展示され、現在は世界の主要な美術館やギャラリーに収蔵されている。

本書は、2024年3月2日から8月18日まで、スイス・バーセルのKustmuseum Baselにて開催の展覧会を機に刊行されました。
ミニマル・アートの先駆者であるフレヴィンは、1960年代に製造された蛍光灯を使った作品で知られ、新しい芸術形式を発明し、美術史に名を残しました。この展覧会及び書籍には、他の芸術家に捧げられた作品や特定の出来事に言及した作品に焦点が当てられています。
1963年に、1本の工業用の蛍光灯をスタジオの壁に45度の角度で取り付け、それを芸術であると宣言しました。この行為は急進的であり現在でもそうです。「Situation」(状況)で配置された作品は、その後、大規模なインスタレーションへと発展しました。
彼の作品には、しばしば献辞が含まれ、タイトルには戦時中に虐殺行為や警察の暴力など、具体的な出来事や他の芸術家への言及が記されています。使用した素材の色や寸法は、工業規格によって定められ、鑑賞者は、光に照らされた光の作品の一部となります。空間とその中にあるオブジェクトは、互いに関係するよう配置されています。
あまり馴染みにない設定、屋外と屋内にて状況で配置されたフレヴィン作品を250ページ、150点の図版にて紹介しています。

出版社:  Walther Konig
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 256ページ
サイズ:  28.5 x 23.8 cm
状態:   新品
その他:  図版150点
刊行年: 2024年
ISBN:   9783753306094

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