アルネ・ヤコブセン【ROOM 606 - The SAS House and The Work of Arne Jacobsen】

アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen 19092年 - 1971年)デンマーク・コペンハーゲン出身の建築家/デザイナー。モダニズム様式の代表的な人物の一人でもある。特に家具デザインにおいては、1950年以降に製作された「エッグチェア」や「セブンチェア」などが現在でも多くの人に愛されている。
客船の旅客係として働いたのち、1924年にデンマーク王立アカデミーにて学び、1925年のパリ万博のデンマーク・パビリオンの椅子設計に参加。1929年には、フレミング・ラッセンと共にコンペ用にモダニズム様式の未来の家を発表。1930年代には、リゾート型複合住宅「ベラヴィスタ集合住宅」など大規模なプロジェクトを手開ける。第二次世界大戦中は、スウェーデンへ亡命。終戦後の1952年に「アントチェア」を発表し、家具デザインのスタイルが確立される。1971年に着工したデンマーク国立銀行が遺作となった。(ユダヤ系デンマーク人の両親の元に生まれる。アルネ・イミール・ヤコブセン)

本書は、2023年に刊行された拡張版です。
アルネ・ヤコブセンのミッドセンチュリーデザインをホテルの一室という縮図を通して探究した名作の最新版です。
コペンハーゲンの中心部、The Royal HotelのRoom606には、デンマークを代表する建築家兼デザイナー、アルネ・ヤコブセンの傑作が保存されています。Room606は、SAS Houseの唯一現存する内装です。SAS Houseとは、ヤコブセンが、スカンジナビア航空(SAS)のために設計し、1960年に完成した高級ホテルと補助ターミナルを兼ねた建物です。
SAS Houseは、ヤコブセンのキャリアの中で最も完成度の高い作品で、家具、ランプ、テキスタイル、庭園、食器、グラッフィックをデザイナーとしての才能を余す所なく発揮した一作です。
本書は、ヤコブセンの失われた傑作を言葉と画像で再構築するための資料を提供します。約500枚の写真や図面を豊かに掲載し、1960年代当時のThe Royal HotelとSASの補助ターミナルを巡る仮想ツアーに読者を導きます。その過程で、著者Michael SheridanはSAS Houseとヤコブセンの初期の建物やオブジェクトの繋がりを明らかにし、ヤコブセンのキャリアの概要を紹介しています。

出版社:  Strandberg Publishing
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  24 x 22 cm
ページ数: 336ページ
状態:   新品
その他:  カラー図版300点、白黒図版100点
刊行年:  2023年
ISBN:   9788794102551

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13,200円(内税)

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