トーマス・シュッテ【Thomas Schutte】

トーマス・シュッテ(Thomas Schutte 1954年 - )ドイツ・オルデンブルグ出身の芸術家。建築的なインスタレーションから、彫刻、水彩画、ドローイングを制作。1973年から1981年にデュッセルドルフ美術アカデミーにてゲルハルト・リヒターに学ぶ。初期の作品は、当時主流だったミニマルアートやコンセプチュアルアートを批評を提示しながらも、文化的/歴史的な内容に深く関わっていた。
1980年代半ばより勢力的に活動を行っており、1989年には、アメリカ・ニューヨークのMarian Goodman Galleryにて個展を開催。それ以降の1990年より世界的な評価を得て、定期的に世界中で展示を行っている。2014年、Ernst Franz Vogelmann Prizeの彫刻部門にて賞を受賞。現在は、デュッセルドルフを拠点に活動を行っている。作品は、世界の主要な美術館に収蔵されている。

本書は、2024年9月29日から2025年1月18日まで、アメリカ・ニューヨークのThe Museum of Modern Art (MoMA)にて開催の展覧会を機に刊行されました。
トーマス・シュッテは、小規模から記念碑的な作品まで幅広いスケールの作品を制作しています。ミニマルアートとコンセプチュアルアートを批評しながら、歴史、美術史、意味の様式、そしてアートが世界にどのように機能するかを扱っています。
20年以上ぶりとなるアメリカでの回顧展に合わせて出版されたこの書籍では、1975年から現在までのキャリアを総括的に紹介しています。
美学、形態、歴史に焦点を当て、100点を超える彫刻、図面、版画、実験的な建築、そして啓示的なアーカイブ資料を特集しています。キュレーターPaulina Pobochaは、2015年からシュッテと緊密な協力関係にあり、彼のアーカイブや所有する無数の図面やノートを閲覧することが可能でした。その中の論文の抜粋は、本書で初めて公開されています。さらに、Pobocha、Jennifer Allen、André Rottmannによるエッセイでは、シュッテの作品の複雑さに歴史的かつ理論的な道筋を示しています。
また、マルレーネ・デュマスとチャールズ・レイによる寄稿も収録されています。

出版社:  The Museum of Modern Art
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  31 x 25 cm
ページ数: 232ページ
状態:   新品
その他:  図版400点
刊行年:  2024年
ISBN:   9781633451636

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