トレイシー・エミン(Tracey Emin 1963年 - ) イギリス・ロンドン南部クロイドン出身の芸術家。自伝的で告白的な作品で知られ、ドローイング、絵画彫刻、フィルム、写真、ネオン、刺繍や手芸などの作品を制作。1980年代のYoung British Artistを代表する一人であり、ターナー賞ノミネート作家。また、2011年には、The Royal Academyが1768年に創立されて以来、初めての女性教授となる。
1980年から1982年まで、Medway College of Design(現在のThe University for the Creative Arts)にてファッションを、1984年には、Maidstone Art College (現在のThe University for the Creative Arts)にて版画を学ぶ。1987年にロンドンへ移りThe Royal Callege of Artにて学び1989年に絵画の博士号を取得。1997年、Charles Saatchi Sensation 展にて、1963年から1995年に自身のベットを共有した人物名を刺繍したテントを展示。1999年に、アメリカのLehmann Maupin Galleryにて初個展を開催。 作品は、世界の主要な美術館に収蔵されている。

「愛」は、トレイシー・エミンの作品全体に浸透しています。
この一連の絵画は、愛のさまざまな形を中心に展開され、愛の多面性、驚異的なものから苦痛なもの、そして捉えどころのない強迫観念的なものまで探究しています。
小規模で記念碑的な作品を含んだこのシリーズは、人間の感情の複雑さを描いています。ジェスチャーの筆遣いや大胆な色彩は、人間の身体の親密さと感情を露わにしています。これらの絵画の中心にあるのは、愛と時間の共生関係です。愛と死についての芸術家自身の個人的な体験が、過去、現在、そして未来に現れます。(美術評論家Hettie Judahによる寄稿も収録)

出版社：　　Xavier Hufkens
タイプ：　　ハードカバー
言語：　　　英語
ページ数：　140ページ
サイズ：　　30 x 24 cm
状態：　　　新品
刊行年： 2024年
ISBN：　　 9789491245367