ソール・ライター【Photographs and Works on Paper】

ソール・ライター(Saul Leiter, 1923年 - 2013年)アメリカ合衆国ペンシルベニア州ピッツバーグ出身の写真家。 父はよく知られたユダヤ教の牧師で、彼自身もまたラビ(ユダヤ教の指導者)になるため学ぶ。ですが、23歳の頃、画家を目指しニューヨークに移住。抽象画家リチャード・パウセット=ダートやユージン・スミスに出会い、写真を勧められ、35mmの白黒写真を撮り始める。1948年にはカラー写真も手掛け、ファッションフォトグラファーとして生計を立て活動を行う。この頃には、ロバート・フランクやダイアン・アーバスらとも交流。晩年、写真が認められ急速に世界に知られる写真家の一人となった。2013年には、ドキュメンタリー映画「In No Great Hurry: 13 Lessons in Life with Saul Leiter」(邦題:写真家ソール・ライター 急がないで人生で見つけた13のこと)が公開。ここ日本でも、渋谷Bunkamura Museumにて個展を開催。

本書は、2011年にGALLRY FIFTY ONEでのソール・ライターの個展を記念して出版されました。それは、2013年11月26日にライターがこの世を去る2年前のことでした。第2版となる本書は、ソール・ライターを偲んで2018年に再販されました。
ここでは、写真と紙に書かれた作品のユニークなセレクションが掲載されています。ライターは、画家としてそのキャリアをスタートしました。1948年に抽象表現主義のリチャード・バウセット=ダートとの出会いによって、写真というメディアでの表現を見出しました。そして、すぐに絵画と写真の手法を融合しました。
どちらの分野においても、ライターは、構成、色彩の選択、描写力を完璧に使いこなしています。写真が絵画に与えた影響、そしてその逆もまた、二つの作品を並べて展示すると明らかになります。彼のガッシュの絵画は滅多に展示されませんが、主に不飽和なトーンの大きな色域で構成された抽象的な言語を探求しているかのようです。同様の構成は、メディアの性質上、若干変更は見られますが、初期のカラー写真にも反映されています。

*こちらの書籍は、刊行から年月が経過しているため、「新古品」扱いとなっています。

出版社:  A Fifty One Publication
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
サイズ:  21 x 15 cm
ページ数: 56ページ
状態:   新古品
刊行年:  2018年
ISBN:   9789081772501

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