【Colour and Culture - Practice and Meaning from Antiquity to Abstraction】
本書は、1993年に刊行された書籍の新版です。 ジョン・ゲイジ(ジョン・ゲージ)の色彩に関する画期的な分析は、30年以上にわたり私たちの認識に変化をもたらしてきました。芸術、心理学、歴史に魅了されている人々にとって、欠かせないこの書籍は、西洋文化における色彩理論の考えられるあらゆる側面を考察しています。 ローマの象徴主義からバウハウス、さらには、その先まで、この新版は、前編フルカラーで図版を掲載し、今後も視覚芸術の研究の柱として、機能し続けるでしょう。 以下、1993年初版刊行時の書籍内容文: 色彩は、生活と芸術の基礎です。しかし、その多様性ゆえに包括的に研究されることはほとんどありません。「色彩は、何よりも視覚的な刺激なのでしょうか?」「光の作用?それとも、形を形成し配列する物質なのでしょうか?」「色彩の言語は、私たちに何を伝えているのでしょうか?」「ある色はどこから始まり、別の色はどこで終わるのでしょうか?」 ジョン・ゲージは、西洋文化における色彩の分析において、この主題の考えられ得る側面を考慮しています。彼は、デモクリトスからアリストテレスまでの哲学者によって明確化された色彩の初期理論を説明し、それを体系化したり象徴的な力を加えることを試みています。ビザンチンと中世キリスト教のモザイクとステンドグラスにおける神の光の具現としての宗教的重要性、及び紋章学における使用法を明らかにします。 さらに、虹がどのようにその秘密を明かすようになったのか、そして、ルネサンスの芸術家らが、錬金術師の助けを借りて、どのように色彩にアプローチしたのかを記述しています。 ニュートンが着手し、スーラなどの芸術家が引き継いだスペクトルの分析、そして進化する色調のスケールとして芸術家のパレットの使用について研究していきます。ゲーテの色彩論の影響、マティスの色調と絵の具製造などの多様な発展を辿り、色彩と音楽を結びつけることを試みた理論と実践、または色彩を独自の抽象的言語に還元した理論を考察しています。その他、ゴッホにインスピレーションを与えた論文や、医師の毛髪や尿の色調まで、あらゆる時代の馴染みのないテキストが取り上げられ、広く知られる傑作の隠された意味に新たな光が当てられています。 20世紀は、色彩が独自の地位を確立した時代であるとよく言われます。本書は、主張が何を意味するのかを調べ、色彩の役割に関する多くの永遠の疑問への答えを提示する試みの一つでもあります。 出版社: Thames and Hudson タイプ: ハードカバー 言語: 英語 ページ数: 448ページ サイズ: 26.4 x 20.6 cm 状態: 新品 その他: 図版223点 刊行物: 2024年 ISBN: 9780500027936
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