ゲルハルト・リヒター【81Drawings】

ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter 1932年 - )ドイツ・ドレスデン出身の画家。現代美術・現代絵画において世界で最も重要な一人であり、ドイツ最高峰の画家として知られる。写実的、抽象的な絵画、写真、ガラスの作品を制作。広告、舞台装置の画家見習いとして働き、のちにDresden Academy of Fine Artsにて学ぶ。1948年、ツィッタウの職業高を卒業、1949年から1951年まで標識画家の見習いとして働きながら、画家を目指す。1950年に、Dresden Academy of Fine Artsでの研究申請を行うが、あまりにもブルジョア的であるとして却下される。1951年より勉強を再開する。1961年、ベルリンの壁によりドイツが東西に分断される直前に、妻とともに西ドイツに回り、デュッセルドルフ美術アカデミーに入学する。後には、同校で教鞭を執る。今日も、表現方法が多様化する現代美術の中で、絵画の可能性を追求し勢力的に活動を続けている芸術家。

本書は、2025年2月5日から8月6日まで、ドイツ・ミュンヘンのPinakothek der Moderneにて開催の展覧会を機に刊行されました。
The Staatliche Graphische Sammlung Münchenは、21世紀におけるドローイングの役割、すなわち美術における触媒として、そして人間の知性と創造性を実存的に表現する手段としての役割を改めて探求するプロジェクトとしてこの展覧会を開催しました。
人里離れたアトリエで、ゲルハルト・リヒターは自らに課した格言「The most fundamental, the hardest thing is to make something that is good.」に従って、ドローイングを制作しました。これは、特にドローイングに当てはまります。なぜなら、あらゆるペンチメント、あらゆる不安、そして気まぐれが、紙の上に痕跡を残すからです。開放的な環境の中で、リヒターのドローイングについて考察するには絶好の機会となりました。この展示では、最新作の3つの組作を焦点が当てられ、近作のドローイングが連続展示されました。この大判の書籍には、81点のドローイングが掲載され、たいへん見応えある一冊となっています。

出版社:  Walter & Franz Koenig
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語、ドイツ語
ページ数: 128ページ
サイズ:  28.2 x 36.3 cm
状態:   新品
その他:  図版26点
刊行年: 2025年
ISBN:   9783753308364

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15,950円(内税)

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