ヘルツォーク&ド・ムーロン【Calder Gardens】

ヘルツォーク&ド・ムーロン(Herzog & de Meuron 1978年設立)スイス・バーゼルにて、1978年にジャック・ヘルツォークとピエール・ド・ムーロンによって創設された建築設計スタジオ。共に、Eidgenossische Technische Hochschule. ETHにて建築を学ぶ。2001年に、建築界で最高の栄誉であるプリツカー賞を受賞。これは、シルクスクリーンガラスなどの外装材と処理における彼らの革新的な使用法が評され、Ada Luise Huxtableは、「彼らは、新しい処理や技術の探求を通じて、材料や表面を変形させながら、モダニズムの伝統の要素をシンプルに洗練した」と伝えた。
初期作品は、芸術家ドナルド・ジャッドからの影響を受け、現代の還元主義的な作品であったが、2008年以降、日本・東京のプラダやスペイン・バルセロナのForum Buliding、中国・北京のオリンピックの北京国立競技場では、さらに進化した設計を提案する。コンピューターによって可能となった媒体の可塑性を模倣し、エンジアリングがそれをさらに可能へと導いた。また、マテリアリティは、彼らのプロジェクトに共通したスレッドです。長方形の形の純粋な単純さから、複雑で動的なジオメトリへ進みます。彼らは、芸術家ヨーゼフ・ボイスを永続的な芸術的なインスピレーションとしても引用していると述べている。
1994年からThe Harvard University Graduate School、1999年からETH, Zurichにて教鞭を執る。

アレクサンダー・カルダー(Alexander Calder 1898年-1976年)アメリカ合衆国・ペンシルベニア州の出身の彫刻家。針金人形を使用し一人で行うサーカス団のパフォーマンス『カルダーのサーカス』は、前衛芸術家たちと知り合うきっかけや、針金彫刻など彼の人生に多方面から影響を与えた。モンドリアンの色彩に影響を受け原色を使った抽象彫刻や針金人形らの作品は、「キネティック・アート」「針金彫刻」と呼ばれる。「モビール」は、デュシャンが彼の動く彫刻に与えた名前である。1915年から1919年(一時期は兵役に就く)、ニュージャージ州のThe Stevens Institute of Thechnolosy in Hobokenにて機械工学を学ぶ。1926年パリに移住し、Academie de la Grande Chaumiereにて学ぶ。

本書は、フィラデルフィアのカルダー・ガーデンの実現に伴う、創造的なプロセスをまとめています。
この庭園は、ヘルツォーク&ド・ムーロンの先見的な建築とピート・アウドルフの庭園デザインを融合し、アレクサンダー・カルダーの芸術作品を通して人間の精神を称える新たな文化的目的地として建設されました。
この大判の書籍は、読者にジャック・ヘルツォークの肩越しにプロジェクトの過程を垣間見せてくれます。多数のスケッチとドローイングは、「Vertical Stracks of Fragments」から「The Undergrand Is Not Innocent」まで、10章でまとめられ、それぞれに個人的な短いテキストが添えられています。ヘルツォークは、序文でこう記しています。「The drawings express uncertainty and doubt, perhaps also enthusiasm in moments when they made me believe I was reaching a new step in finding out what the architectural and sculptural identity of the project was going to be.」
厳選されたコラージュや研究模型により、世界的建築家ヘルツォーク&ド・ムーロンの制作方法、芸術的知性、問いかけるような創造的なアプローチについて深く掘り下げています。

出版社:  Hauser & Wirth Publishers
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 160ページ
サイズ:  30.3 x 30.8 cm
状態:   新刊
その他:  カラー図版70点、白黒図版74点
刊行年:  2025年
ISBN:   9783907493106

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