イブラハム・マハマ【Songs about Roses】
イブラハム・マハマ(Ibraham Mahama)ガーナ・タマレ出身の芸術家。大型のインスタレーション、彫刻、建築的な介入を持つ作品で知られる。国際ぼうえき、商品化、労働、経済的な不平等、移民、アフリカにおける植民地主義の社会政治的な遺産を探求する。商品取引に使用された麻袋、廃墟となったインフラといった日常的な素材を、集合的記憶や歴史的物語と関わる作品に変容させる、素材が運ぶ記憶に注目する。 ガーナのクマシのKwame Nkrumah University of Science and Technologyにて絵画と彫刻を学び、2010年に絵画の学士号を、2013年に彫刻と絵画の修士号、2015年に博士号を取得。ヴェネチア・ビエンナーレやドクメンタに参加。作品は、世界の主要な美術かに収蔵されている。2025年には、Art Basel & UBS Artist of the Year Awardを受賞。 本書は、2024年7月13日から10月6日にスコットランド・エディンバラのFruitmarket galleryにて開催された展覧会を機に刊行されました。この美しいタイトル、「Songs about Roses」は、スコットランドのバンド、Owl Johnの曲「we don’t need songs about roses/Please sing me something new … we don’t need songs about roses/All that we ask for is truth」にちなんで題されました。 この展示では、1923年にイギリスがガーナに建設した、当時ゴールドコースト周辺で鉱物やカカオを輸送するために建設された、今では廃線となった鉄道から収集された素材を用いて制作された作品が展示されました。木炭とインクによる大型のドローイング、彫刻、そして映像を組み合わせ、この廃線となった鉄道の素材、歴史、そして亡霊をイギリスに持ち帰りこのエディンバラに再び鉄道を制作しました。 ポストコロニアリズムとグローバル移民の文化的・社会的な影響を訴える、大規模なサイトスペシフィックなインスタレーションを制作するマハマ。キュレーターAby Gayeとコンゴレ出身の芸術家Godelive Kasangatiによるテキスト、マハマへのインタビューも収録。 出版社: Fruitmarket Gallery タイプ: ハードカバー 言語: 英語 ページ数: 232ページ サイズ: 28 x 21 cm 状態: 新刊 刊行年: 2024年 ISBN: 9781908612724
12,100円(内税)
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