ジュリー・メレツ【Drawings and Monotypes】

ジュリー・メレツ(Julie Mehretu 1970年 - )エチオピア・アディスアベバ出身の芸術家。社会政治的構図の累積とその影響を抽象化した図面のような、幾重にも重なるレイヤーの大型絵画作品で知られている。
1977年に政治的混乱を避けるためアメリカ合衆国・ミシガン州に移住。同州のKalamazoo College にてBAを取得。その後セネガルのCheikh Anta Diop University (UCAD)で1年を過ごしたのち、ロードアイランド州のThe Rhode Island School of Designで学び、1997年にMFAを取得。2001年より、Walker Art Centerを始め数多くの美術館やギャラリーで展示を行なっている。作品は、世界の主要な美術館に収蔵されている。

本書は、2019年にKettle's Yard, University of Cambridgeにて開催された個展の記録をまとめたものです。この展覧会のために、メレツは重層的なドローイングとモノタイプによる新たなインスタレーション作品を制作し、自身の芸術活動の根幹を成すドローイングとマークメイキングの可能性へのダイナミックな探求をさらに深めました。
現在の世界情勢、自身の経歴、そして抽象表現の歴史にインスピレーションを得た力強い作品は、切迫感と叙情性を持って現代を問いかけます。
世界のイメージは変化する可能性があります。2018年にKettle's Yardが再オープンした際の展覧会「Action」でも、メレツの作品「Ghosthymn」が展示されました。


出版社:  Kettle's Yard, University of Cambridge
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 80ページ
サイズ:  28 x 21 cm
状態:   新刊
刊行年:  2023年
ISBN:   9781904561927

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