エドムンド・デ・ワール【an Archive】

エドムンド・デ・ワール(Edmund de Waal 1964年 - )イギリス・ノッティンガム出身のノンフィクション作家・芸術家(陶芸家)。陶磁器をインスタレーション・彫刻作品という形態で使用している。日常で使用する陶器ではなく、陶芸という手法・概念を一つのツールとして展開する。1991年スカラシップにより、ここ日本でも陶芸を学んだ。NYのガゴシアンギャラリー、ケンブリッジのフィッツウィリアム博物館、アムステルダム国立美術館にて展覧会を開催。2011年には、大英帝国勲章(OBE)も授与さ。著書は、「琥珀色の目をしたうさぎ」(2010年)など。

エドムンド・デ・ワールは、アーカイブに関する書籍を執筆しました。本書は、それ自体がアーカイブ的なものであり、10年以上にわたるアーカイブへの考察を時系列にまとめたものです。
書籍は、2009年のオデッサから始まり2021年のパリで終わるまで、両地における彼の家族のアーカイブに出会うという循環的な構成をとっています。その間には、詩人や芸術家、そして彼が愛する場所のアーカイブに関する彼自身の反応が綴られています。
そして、この書籍には、デ・ワールが過去に刊行し現在では入手困難となっている出版物に収録したテキストを含んでいます。これらの資料をまとめる作業は、アーカイブ作品であるだけでなく、アーカイブの定義と鑑賞者や制作者によるアーカイブの試みに対する様々なアプローチを提示する、このテーマに関するエッセイでもあります。
デ・ワールの作品と同様に、本書は、収集とコレクション、つまり物がどのように保管され、失われ、盗難され、あるいは分散されるかという問題に取り組んでいます。この本は、未発表、長い間紛失していた、あるいは完売となっていた資料を一般の人々に公開することを目的としたIvorypressアーカイブシリーズの一部です。

出版社:  Ivorypress
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 250ページ
サイズ:  16 x 12.2 cm
状態:   新刊
刊行年:  2025年
ISBN:   9788412749311

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