ポール・セザンヌ【Cezanne: Masterpieces from the Courtauld】
ポール・セザンヌ (Paul Cezanne 1839 - 1906年) 南フランス・エクス=アン=プロヴァンス出身。フランスを代表する画家。ポスト印象派の画家、近代絵画の父と紹介されることが多い。 筆のタッチを長方形(や正方形)に保ち、キャンバス上で色を混ぜ、じっくりと時間をかけて描かれた作風を特徴とする。色彩による調和によって生まれるフォルムにより、伝統的絵画の手法である遠近法を排除し新しい絵画を描いた。 1860年代、印象派の画家と知られるクロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールに出会い、またウジェーヌ・ドラクロアやギュスターヴ・クールベ、エドゥアール・マネらより影響を受けた。パリ・コミューンの混乱終了後の1870年には、ピサロより印象主義の技法を取得し、1880年には、自身の絵画への探求の違いから印象派の画家たちから距離をとった。1895年、パリで初個展を開催し成功をおさめる。1900年は、最晩年となり故郷:エクス=アン=プロヴァンスの美しいアトリエで自身の絵画への道に邁進した。 本書は、2021年5月21日から8月29日にノルウェイ・ベルゲンのKODEにて開催の展覧会を機に刊行されました。 先見の明と献身的な姿勢によって、真の卓越した美術コレクションを築き上げ、公共美術館の一部としてそれらを公開してきたコレクターがいます。イギリス・ロンドンのサミュエル・コートールドとノルウェー・ベルゲンのラスムス・マイヤーらもその一人です。 二人のコレクションの中心には、最大限の情熱を注いだ芸術家がいます。コートールドにとっては、ポール・セザンヌでした。そして、マイヤーにとっては、エドヴァルド・ムンクでした。 ベルゲンにある「KODE」とロンドンの「コートールド」の二つの美術館のユニークなコラボレーションは、二人のコレクターと二人の芸術家を称え、それぞれのコレクションを一時的に交換しました。 この書籍では、セザンヌの台頭の歴史を紹介します。コートールドの主要作品10点と、ノルーウェーのコレクションのセザンヌ作品を紹介し、コレクターに影響を与えた初期の頃の証言もテキストにまとめられています。 出版社: Hatje Cantz タイプ: ハードカバー 言語: 英語 サイズ: 28.1 x 29.3 cm 状態: 新品 ページ数: 128ページ その他: カラー図版75点 刊行年: 2021年 ISBN: 9783775750554
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