【The Dusseldorf School of Photography】

ベルント/ヒラ・ベッヒャー夫妻は、1960年頃から給水塔、溶鉱炉、鉱山の発掘塔などドイツ近代産業の遺物を被写体にした写真作品を生み出します。被写体の類型によって収集/分類された写真イメージ群は「タイポロジー(類型学)」作品と呼ばれ、コンセプチュアル・アートの分野で評価を得ます。そして1976年から、ベッヒャー夫妻が教鞭をとった「デュッセルドルフ美術アカデミー」の教室から、優れた写真家が多数生まれます。アンドレアス・グルスキー、トーマス・シュトルート、トーマス・ルフ、カンディダ・ヘファー、エルガー・エッシャーらを総称して「ベッヒャー派」と呼ばれています。タイポロジーのコンセプトからスタートしながらも、アーティスト各々が独自の表現に挑戦し、現代アート分野で世界的に成功しています。また、ドイツの高い写真技術に支えられた、見るものを圧倒するプリントサイズの巨大さもベッヒャー派の特徴となっています。

本書は、現代写真の主要な一つの写真史の流れの一つになったベッヒャー派を紹介した書籍です。英語版のコンパクトな仕様で復刊されました。
ベルント&ヒラ・ベッヒャーに触発され、導かれた総称してベッヒャー派と呼ばれる芸術家たちは、詩の作品を限界にまで押し広げただけでなく、技術的/構成的な成果を3世代にわたって生み出してきました。
ベルント&ヒラ・ベッヒャーの作品について歴史的、文化的、科学的な環境の紹介。彼らが生徒らに教示した教育哲学について、そしてベッヒャー派の特徴である緻密なディテール、壮大なスケール、絵画的な距離とイマーシブについて考察します。
次に、芸術家別に整理された図版の章では、アンドレアス・グルスキー、トーマス・シュトゥルート、トーマス・ルフ、カンディダ・ヘーファー、アクセル・ヒュッテ、ローレンツ・ベルゲス、エルガー・エッシャー、シモーネ・ニーウェグ、ユルグ・サッセ、ペトラ・ヴァンダーリッヒの作品が160点の美しい図版で掲載されています。

※こちらは、新古品となります。ダストカバーに傷や角あたりがございます。
※7150円→6435円(10%OFF)
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出版社:  Prestel
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  29 x 24.7 cm
ページ数: 320ページ
状態:   新古品
その他:  図版約160点
刊行年:  2022年
ISBN:   9783791387802

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