ジェームズ・アンソール【James Ensor and the Graphic Experiment】

ジェームズ・アンソール(James Ensor 1860年 - 1949年)ベルギー・オーステンデ出身の芸術家。近代ベルギーを代表する画家の一人でもある。伝統的なフランドル美術や同時期のフランスの印象派に大きな影響を受けながらも、斬新で個性的な作品を制作。「仮面の画家」とも称され、仮面や骸骨を取り入れながら、色彩豊かな画面を構成する。また、初期の静物画などでは、移ろう光を美しく描いている。
表現主義やシュリレアリスムを予見する20世紀美術の先駆者であり、ベルギーの代表的芸術家の一人として、ユーロ導入前のベルギーの紙幣の肖像にもなった。

本書は、2024年9月24日から2025年1月5日からベルギー・アントワープのMuseum Plantin-Moretusにて開催の展覧会を機に刊行されました。
アンソールは、挑発的で革新的な作品で知られるベルギーを代表する芸術家の一人です。特に、仮面や怪奇な人物像を多く描いています。
また、エッチングやリトグラフといった技法を用いて、アンソールは、実存性の研究と不気味さというテーマを深く探求しました。彼の版画作品は、線と形態の卓越した技巧を余すところなく示し、仮面、骸骨、シュールな風景の融合と既成概念に挑戦しています。そして、わたしたちの思考を刺激する世界へと誘います。
しかし、アンソールはどのように版画を制作したのでしょうか?どのような技法を用いたのでしょうか?どのような巨匠からインスピレーションを受け、どのような方法で版画という技法を用いた実験を行ったのでしょうか?本書は、準備段階の素描、銅版画そして様々な版画の状態など、彼の版画実験の最も注目すべき成果を集めています。

出版社:  Hannibal Books
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  28 x 23 cm
ページ数: 128ページ
状態:   新品
その他:  カラー図版約100点
刊行年:  2025年
ISBN:   9789464941425

販売価格

8,690円(内税)

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