ジョーン・ジョナス【Next Move in a Mirror World】

ジョーン・ジョナス(Joan Jonas 1936年 - )アメリカ合衆国・ニューヨーク州出身。ビデオとパフォーマンスアートの分野の先駆者として知られる芸術家。
大学で美術史と彫刻を学びながら、リチャード・セラ、ジョン・ケージ、フィリップ・グラス、マース・カニンガムなど1960年代のニューヨークのアートシーンに触れ、振付家のトリシャ・ブラウンに学んでいます。始めは彫刻家として活動し、1968年からはプロセスとしてのアートの考えを取り入れ、パフォーマンス作品へと移行します。1970年代初頭からはカメラやビデオモニターを使用し、女性のイメージによる象徴的で神秘的な作品を制作。長期間日本にも滞在し、能など日本の伝統芸能に触れ、大きな影響を受けています。近年は、文学的、歴史的なテキストを使用した、パフォーマンスとデジタルメディア、マルチチャンネルのビデオインスタレーションの新たな関係性を模索する作品を手がけている。

本書は、アメリカ・ニューヨークのDie Beaconでの、約15年ぶりの開催となる主要な展覧会を機に刊行されました。
3つのテーマ別のアプローチを通してジョナスの作品を文脈化し、理解を深めることで新たな境地を切り開きます。ジェンダー、存在、他者性という批判的概念、風景と生態系の政治性、媒体の特殊性と非特殊性です。これらのテーマは、1970年代初頭から今日に至るまで、ジョナスのパフォーマンス、彫刻、ドローイング、インスタレーションなどの枠組みとなっています。
読本形式に着想を得て編集されており、新たな著作と研究論文、Douglas Crimpによる最後のインタビューの抜粋、そしてジョナスのノートから厳選されたドローイングやスケッチを掲載しています。その他、パンデミック中に制作された未発表のドローイングが含まれています。

出版社:  Dia Art Foundation
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
サイズ:  26 x 19.6 cm
状態:   新品
ページ数: 176ページ
その他:  カラー図版70点、白黒図版15点
刊行年:  2025年
ISBN:   9780944521977

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9,570円(内税)

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