ライアン・ガンダー/エドガー・ドガ【Pas de Deux】

ライアン・ガンダー(Ryan Gander 1976年 - )イギリス・チェスター出身の芸術家。2003年以来、彫刻、建築、絵画、タイプフェイス、出版物、パフォーマンスなど様々なメディアで作品を制作。また、展覧会のキュレーション、美術期間での教育者としての活動、BBCでの現代美術と文化に関するTV番組の脚本・司会も行う。自身を「ネオ・コンセプチュアル、アマチュア哲学者」と称する。
特定のメディアたスタイルにとらわれず、伝統的に理解されている芸術媒体を横断してアイデアを追求する「non-style」を育む。モダニズムデザインの遺産、美的価値、創造性と教育、パラポッシブルと架空(ユートピアとディストピア)の世界、アートとデザインの関係性などテーマを探求する。
2017年、大英帝国勲章を受勲。2022年、ロイヤルアカデミーの彫刻部門の正会員に選出された。2025年には、日本・神奈川県のポーラ美術館にて展覧会を開催。

本書は、2025年6月20日から2026年1月4日まで、オランダ・ハーグのBeelden aan Zeeにて開催の展覧会を機に刊行されました。
2008年以来、ガンダーはエドガー・ドガの彫刻作品「14歳の小さな踊り子」(1881年)を再解釈し、現代の文脈に当てはめてきました。彼の彫刻は、14歳の踊り子を台座から解放し、様々な場面と彼女を配置しました。この書籍では、22体のバレーシリーズとドガの著名な作品が展示されました。
美術館館長のBrigitte Bloksmaは、ドガのオリジナル作品とガンダーのアプローチの関係性を、バレリーナの認識、そして芸術と日常生活の境界について、興味深い考察を提供していると述べました。それは、芸術家らが時代を通して、動き、若さ、脆さといったテーマをどのように扱ってきたかを示しています。
書籍には、Bloksmaによる序文、Lydia Figesによるガンダーへのインタビュー、Sandra Kisters によるドガの現代彫刻作品に関する章が収録されています。

出版社:  Waanders Publishers
タイプ:  ペーパーバック
言語:   英語
ページ数: 64ページ
サイズ:  27.5 x 21 cm
状態:   新刊
その他:  カラー図版100点、リソグラフ使用
刊行年:  2025年
ISBN:   9789462626386

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7,975円(内税)

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