キキ・スミス(Kiki Smith 1954年 - )西ドイツ・ニュルンベルグ出身の芸術家。1955年に、アメリカ合衆国・ニュージャージーに移住し同国で育つ。性、誕生、再生をテーマとした作品を制作する。1980年代後半から1990年代前半のフィギュラティヴな作品では、エイズやジェンダーなどの主題として展開していたが、近年は、自然との関係における人間の様態を描写している。
1974年から1975年まで、コネチカット州のHartford Art Schoolに在籍、1976年にニューヨークへ移住し、アーティスト集団”Collaborative Project( Colab)”に参加。1984年には、救急医療技術者になるために学び、同時に身体の彫刻を制作。ホイットニー・ビエンナーレ、ヴェネチア・ビネンナーレなど国際的な展覧会にも多数参加し、世界の主要な美術館でも多数展示を行っている。父トニー・スミスは、幾何学的な彫刻作品を制作する芸術家。現在は、ニューヨークを拠点に活動を行う。
この書籍は、ドイツのクレーフェルト(ドイツの西の街)にある「Museum Haus Esters」という美術館にて2008年に行われた展覧会のとき、同時刊行されたものです。「Her home」という題のとおり、ギャラリーでの展示形態は一つの家のようになっています。ROOM1〜5、CORRIDOR 、GARDENHOUSEと分かれて作品が並びます。作品は、すべて2008年に作られました。ペインティング、コラージュ、彫刻、ドローイング、テキストと作品形態は様々です。彼女の記憶と思い出で構成されたこの作品展は、ガラスで出来た花など可愛らしいモチーフも多数で女性の方にもおすすめの一冊です。
出版社: Kerber
タイプ: ハードカバー
言語: 英語、ドイツ語
ページ数: 164ページ
サイズ: 25 x 17.6 cm
状態: 新品