フランシス・アリス【Sign Painting Project】

フランシス・アリス(Francis Alys 1959年 - )ベルギー・アントワープ出身の芸術家。メキシコを拠点に90年よりアーティストとして揺れ動くラテンアメリカの政治、社会、経済的をテーマに、ビデオ、パフォーマンス、写真、絵画やプロジェクト作品を制作。1978年から83年までInstitut d’Architecture de Tournai、1983年から83年にInstituto Universitario di Architettural di Veneziaにて、建築とアーバンデザインを学ぶ。1986年には、NGOの建築家としてメキシコに派遣され、その後は芸術家として活動を始め、以後メキシコを拠点として活動を行う。2004年には、Blueorange Art Prizeを受賞。2010年にテート・モダンにて個展を開催。2013年、日本の東京都現代美術館にて初個展を開催。2023年にドイツ・ケルンのThe museum LudwigにてWolfgang Hahn賞を受賞、個展を開催。2024年には、イギリス・ロンドンのThe Barbican Art Center, Londonにて「Chirdren’s Games」(1999-現在)シリーズが英国初公開された。

本書は93年から始められたアリスの代表作の一つである、「サイン・ペインティング・プロジェクト」をまとめた一冊です。このプロジェクトは、アリスが描いたユーモラスな人物画をもとに、メキシコにおいても消えつつある看板画家に複製してもらうというもの。
アリスの描いた元絵と共に、各画家によるコピーが掲載されており、私たちは画家ごとの解釈によって様々なバージョンを見る事になります。
このプロジェクトで、オリジナルとコピーの境界線を意識させるだけでなく、画家のオリジナリティーを表現した絵画とは異なった生産過程を作り上げる事で、現在のアート・マーケットに問題提起を行うという意図も込められています。


出版社:  Steidl
タイプ:  ハードカバー
言語:   英語
ページ数: 220ページ
サイズ:  14.4 x 26.5cm
状態:   新刊
その他:  カラー図版300点

販売価格

3,200円(内税)

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